眼精疲労の鍼灸治療というと
目の周りに鍼をしたり
お灸で温めたりすることが
多いようですが・・・・
私の中では
補助的にそれらの治療法を
使うことはあっても
メインの治療には
成りえません。
腰痛の治療をすると・・
- 『なんだか目がよく見える』
- 『すごく視界が明るい』
とおっしゃる方が
後を絶ちません。
これこそが眼精疲労の
治療のヒントなのです。
- 目を動かすバッテリー
人間はバッテリー
駆動ではありませんが
考え方として
その様にご説明いたします。
人間のバッテリーは
丹田に一つだけです。
そこには大元のエネルギーの
倉庫があると考えてください。
そこからエネルギーが
各部位、各機能に分配されます。
腰を治療する際に
丹田にエネルギーを集めますので
副作用的に
目の機能も改善が見られるわけです。
- 眼精疲労の治療
眼精疲労の治療としては
- 大元のバッテリー充電
- 丹田から目までの経路の障害物除去
が柱となります。
障害物と言っても目に見えて
何かがあるわけではありません。
経路で
冷えている点(ツボ)が有ったり
やけに硬い場所が有ったり
そういった個所を変化させることで
目にエネルギーが届くのです。
これは鍼灸治療の大切な考え方の
一つです。
- 不通則通(ふつうそくつう)
- 不栄則通(ふえいそくつう)
通らなければ痛むし
栄養がなくても痛む
という中国伝統医学の
大切な考え方の一つです。