依存症に鍼が効くと言うのは
全国でも私くらいではないでしょうか。
依存症とは
防御反応であり
本当の意味での
回復の一歩目です。
依存症からの回復の前に
依存症を必要とした
問題の解決に依存症が必要になっている
その状況に癒しを与える
それこそが回復のグラウンドゼロです。
依存症の回復には
必ず人生の棚卸が必要になります。
なぜ依存症を必要としたのか。
それを見つめる事こそが回復の第一歩です。
そこに必要なのは
改善ではなく
癒しです。
そして
その次のステップでは
依存症の状態から抜け出したくなります。
言い換えると依存症の状態に飽きてしまうのです。
鍼灸治療が何の役に立つのかというと
身体のバランスが整うと
身体が回復モードに勝手に切り替わり
今までと違う思考回路が働くようになります。
また
鍼灸治療は脳内でモルヒネ様の物質が出ることも
分かっていますので
終わった後の何とも言えない気持ちよさがあります。
しかも
治療は不必要になれば
自動的に治療院へは足が向かなくなります。
鍼灸治療は人生への希望を
見出す小さなきっかけになるのです。
日本では
依存症は気合の問題だとか
意志が弱いなどと言われますが
全くの誤りです。
また依存症は
誰にでも起こります。
脳には報酬系という機能があって
癒しとして
ご褒美を報酬として求める性質があります。
人生はいろいろと
つらいことがありますから
それに対して
癒しを求めるわけです。
ただし
人間の感覚や欲望は
決まっていますので
その中でご褒美を選ばないといけません。
何の本か忘れましたが
制限されていることや
罪悪感のあることは
非常に脳に癒しを与えるそうです。
また依存症と名の付く行為は
癒しを大きく与えます。
ただし
癒しは問題を本質を
遠ざけている場合があります。
例えば
お酒は癒しにもなりませんし
問題の解決にもなりません。
ただ
酔っぱらっているだけです(;^ω^)
身体も疲れますし
良い事はあんまりないんですよね。
こんな私も
毎晩大量に飲酒していましたが
今はほとんど飲みません。
飲んでも気持ちよくないのです(;^ω^)
買物依存も経験しました。
毎日届くアマゾンの箱(;^ω^)
むしろ苦しみました。。
依存症からの回復は
ほんのちょっとのきっかけです。
「ちょっともう止めたいな」
こう思うだけでいいのです。
やめたくないなら
やめなくてもいいけど
こんどは社会生活が送れなくなります。
どれも
その方の選択ですが
もし少しでも変えたい気持ちが芽生えたら
ぜひ鍼灸治療を受けてみてください。
きっと変化が訪れます。